【未経験者もOK】企画・マーケティング職の職務経歴書の書き方|実績を数字で盛る例文付き

【未経験者もOK】企画・マーケティング職の職務経歴書の書き方|実績を数字で盛る例文付き

「未経験から憧れの企画・マーケティング職に挑戦したいけど、職務経歴書に書けるような実績がなくて…」「営業としての実績はあるけど、これをどうアピールすればマーケティング職の採用担当者に響くんだろう…」

そんな悩みを抱えて、パソコンの前で手が止まってしまっていませんか?

ご安心ください。この記事を読めば、あなたのこれまでの経験を「マーケティングの素養」として輝かせ、採用担当者の目に留まる職務経歴書を作成する方法が具体的に分かります。

特に、実績を何倍にも魅力的に見せる「数字の使い方」を、具体的な例文付きで徹底解説します。

実は私自身、新卒で入社した会社から未経験でマーケティング職への転職を目指した際、100社以上の書類選考に落ちた苦い経験があります。

しかし、ある「書き方のコツ」を掴んで職務経歴書を書き直したところ、嘘のように書類選考を通過するようになったのです。

この記事では、私自身の転職経験と、人材業界で数多くの求職者の職務経歴書を添削してきた知見を基に、あなたが憧れの企画・マーケティング職への切符を手にするための、実践的なノウハウを余すところなくお伝えします。

きっと、あなたの職務経歴書は「ただの経歴書」から「採用したいと思わせる最強のプレゼン資料」へと生まれ変わっているはずです。

なぜ企画・マーケティング職の職務経歴書で「数字」が絶対に必要なのか?

なぜ企画・マーケティング職の職務経歴書で「数字」が絶対に必要なのか?の画像

まず結論からお伝えすると、企画・マーケティング職の職務経歴書において、実績を「数字」で語ることは絶対条件です。

なぜなら、マーケティングという仕事の本質が「あらゆる事象を数値化し、分析し、改善していくこと」だからです。職務経歴書の段階で、その素養があるかどうかを厳しく見られています。

理由1. 客観的な事実で実績を証明できるから

例えば、職務経歴書に「営業として売上に貢献しました」と書かれていても、採用担当者は「どのくらい?」と疑問に思うだけです。

これを「担当エリアの顧客データを分析し、アプローチを最適化した結果、半期で売上目標150%(5,000万円)を達成しました」と書けばどうでしょうか。

具体的な数字があることで、あなたの実績に圧倒的な説得力と客観性が生まれます。

理由2. マーケターとしての「論理的思考力」を示せるから

数字を用いて実績を語ることは、あなたが「目標(KGI/KPI)に対して、どのような課題(Issue)があり、どんな施策(Action)を実行し、どのような結果(Result)に繋がったか」を論理的に考えられる人材であることの証明になります。

この思考プロセスこそ、まさにマーケターに求められる能力そのものです。

理由3. 採用担当者が入社後の活躍をイメージしやすくなるから

具体的な数字で実績を示されると、採用担当者は「この人は自社でこんな風に活躍してくれそうだ」と具体的にイメージできます。

「前職でWeb広告のCPA(顧客獲得単価)を20%改善した経験があるなら、うちの部署の広告運用も任せられそうだ」というように、あなたを採用するメリットを明確に感じ取ってもらえるのです。

【未経験者必見】あなたの経験をマーケティングの実績に変換する3つの魔法

マーケティングの実績に変換する3つの魔法の画像

「でも、自分は営業職だから、マーケティングに繋がるような数字の実績なんてない…」

そう思ったあなた、諦めるのはまだ早いです。実は、どんな職種の経験でも、見せ方次第でマーケティングの素養としてアピールできます。ここでは、特に親和性の高い営業職の経験を例に、実績の変換方法をご紹介します。

方法1.「売上・目標達成率」を「市場分析力・目標達成意欲」としてアピール

営業実績は、そのままマーケティングの実績として強力な武器になります。

Before(普通の書き方) After(マーケティング職向け)
売上目標を達成しました。 担当エリアの過去3年間の販売データを分析し、注力すべき顧客層を再定義。その結果、前年比120%の売上(3,600万円)を達成し、チームの目標達成(達成率110%)に貢献しました。

ポイント: ただの売上実績ではなく、「データを分析」し、「戦略を立てて」達成したというプロセスを語ることで、マーケティングに必要な分析力戦略的思考力をアピールできます。

方法2.「顧客からのヒアリング内容」を「顧客インサイトの発見力」としてアピール

顧客との最前線にいた経験は、「顧客の生の声(インサイト)」を理解している証拠です。

Before(普通の書き方) After(マーケティング職向け)
お客様の声を大切にしていました。 約50名のお客様へのヒアリングを通じ、「〇〇という潜在的なニーズ」を発見。その内容を企画部門にフィードバックし、新機能の追加に繋げた結果、同商品のリピート率が15%向上しました。

ポイント: ヒアリングした人数や、それによって改善された具体的な数値を加えることで、顧客理解力課題解決能力を客観的に示せます。

方法3.「提案資料の作成経験」を「企画力・プレゼンテーション能力」としてアピール

営業で使っていた提案資料も、立派な企画書です。

Before(普通の書き方) After(マーケティング職向け)
顧客に合わせた資料を作成しました。 クライアントの課題を解決するため、市場調査データに基づいた独自の提案資料を作成。計30社以上へのプレゼンを行い、受注率を前任比で5%改善させることに成功しました。

ポイント: 資料作成の数や、それによってもたらされた成果(受注率など)を具体的に示すことで、マーケティングの企画力訴求力に繋がるスキルをアピールできます。

【テンプレート】企画・マーケティング職の職務経歴書の基本構成とポイント

企画・マーケティング職の職務経歴書の基本構成とポイントの画像

それでは、実際の職務経歴書の構成に沿って、各項目の書き方のポイントを見ていきましょう。

①職務要約:3〜5行であなたの強みを簡潔に伝える

採用担当者が最初に目を通す、最も重要な項目です。ここでは、あなたのキャリアの要約と、最もアピールしたい強み簡潔にまとめます。

ポイント:

  • これまでの経験(業界、職種、年数)を記載する。
  • 実績を数字で簡潔にアピールする。
  • 応募ポジションでどう貢献したいかを伝える。

②職務経歴:実績は「箇条書き」と「数字」で具体的に

職務経歴は、あなたの実績をアピールするメインパートです。以下の項目を意識して、具体的に記載しましょう。

  • 会社概要: 事業内容、従業員数、売上高など。
  • 在籍期間: 20XX年X月~20XX年X月
  • 所属部署・役職:
  • 業務内容: 担当していた業務を具体的に記載します。
  • 実績: ここが最重要! 前述した「数字」を使い、箇条書きで分かりやすく記載します。STARメソッド(Situation:状況、Task:課題、Action:行動、Result:結果)を意識すると、より伝わりやすくなります。

③活かせる経験・知識・スキル:PCスキルや分析ツールは必ず記載

応募する職種で活かせるスキルを具体的にリストアップします。

  • PCスキル: Word, Excel(VLOOKUP, ピボットテーブル等), PowerPoint(プレゼン資料作成)など、具体的に何ができるかを書きます。
  • マーケティング関連スキル:
    • 分析ツール: Google Analytics, Adobe Analyticsなどの使用経験
    • 広告運用: Google広告, Yahoo!広告, SNS広告などの運用経験
    • その他: SEO、コンテンツマーケティング、SNS運用、CRMツール(Salesforceなど)の知識や経験

④自己PR:「なぜマーケティング職なのか」を熱意とロジックで語る

自己PRでは、あなたの強みと仕事への熱意を伝えます。特に未経験者の場合は、「なぜ他の職種ではなく、マーケティング職に就きたいのか」を、これまでの経験と結びつけて論理的に説明することが重要です。

ポイント:

  • 自身の強み(例:分析力、課題解決能力)を定義する。
  • その強みがこれまでの経験(例:営業実績)でどう発揮されたかを具体的に語る。
  • その強みを、応募企業でどう活かして貢献したいかを伝える。

▼もっと具体的な職務経歴書の書き方はこちらの記事も参考に

【例文あり】コピペで使える!企画・マーケティング職の職務経歴書サンプル

ここでは、具体的な職務経歴書の例文を3つのパターンでご紹介します。ぜひ、ご自身の経歴に合わせてカスタマイズしてみてください。

例文1:営業職から未経験でWebマーケターを目指す場合

【職務要約】 大学卒業後、株式会社〇〇にて法人営業として3年間、新規顧客開拓に従事してまいりました。顧客データの分析に基づいた営業戦略の立案・実行を得意とし、2年目には売上目標150%を達成。個人としてMVPを受賞いたしました。営業活動を通して顧客の潜在ニーズを深く理解する中で、より上流の「売れる仕組みづくり」に貢献したいという思いが強くなり、Webマーケティング職を志望しております。現職で培った分析力と実行力を活かし、貴社の事業成長に貢献いたします。

【職務経歴】 20XX年X月~現在 株式会社〇〇 事業内容:〇〇の製造・販売 従業員数:〇〇名 売上高:〇〇円

■所属部署・役職 営業本部 第一営業部(メンバー)

■業務内容 ・中小企業を中心とした新規法人開拓営業 ・既存顧客へのアップセル・クロスセル提案 ・顧客管理システム(Salesforce)を用いたデータ分析と営業戦略の立案 ・提案資料、見積書の作成

■実績 ・20XX年度:個人売上目標150%(3,000万円)を達成。 (施策:担当エリアの失注顧客データを分析し、再度アプローチ。50社中10社の新規契約を獲得) ・顧客ヒアリングから得たニーズを基に提案資料を改善し、チーム全体の受注率を前年比5%向上。 ・担当顧客からのアップセルにより、LTV(顧客生涯価値)を平均10%向上。

さらに評価を上げる!職務経歴書で差がつく3つのポイント

基本的な書き方をマスターしたら、もう一歩踏み込んでライバルと差をつけましょう。

ポイント1. 応募企業に合わせた「カスタマイズ」を怠らない

全ての企業に同じ職務経歴書を使い回すのは絶対にNGです。企業の求める人物像(採用サイトや求人票を読み込む)を理解し、「御社だからこそ、私のこの経験が活かせます」というメッセージが伝わるように、アピールする実績や自己PRを微調整しましょう。

ポイント2. ポートフォリオ(実績をまとめた資料)を添付する

もし可能であれば、これまでの実績をまとめたポートフォリオを作成し、職務経歴書と合わせて提出すると非常に効果的です。

  • 営業職の方: 自身が作成した提案資料(※個人情報や企業秘密は必ずマスキングする)
  • Webサイト運用経験がある方: 担当したサイトのURLや、アクセス解析のレポート
  • 個人でブログやSNSを運用している方: そのURLや実績(フォロワー数、PV数など)

ポートフォリオは、あなたのスキルと熱意をアピールする強力な武器になります。

ポイント3. 転職エージェントの添削を受けて客観的な視点を取り入れる

自分では完璧だと思った職務経歴書も、プロの視点から見ると改善点がたくさん見つかるものです。

何を隠そう、私自身が100社以上書類で落ち続けた状態から脱出できたのも、転職エージェントに職務経歴書を添削してもらったからです。

「営業実績のこの数字は、こういう風に見せた方がマーケティング担当者には響きますよ」といった具体的なアドバイスをもらえたことで、書類通過率は劇的に改善しました。

未経験からのマーケティング転職なら、転職エージェントの活用が必須な理由

特に未経験からの転職では、転職エージェントのサポートを受けるかどうかが、結果を大きく左右します。

理由1. 書類通過率が劇的に上がる「プロの添削」を受けられる

転職エージェントは、何百、何千という職務経歴書を見てきたプロです。企業がどこに注目し、どのような表現を好むのかを熟知しています。あなたの職務経歴書を「通過する書類」へとブラッシュアップしてくれます。

理由2. 未経験OKの「非公開求人」を紹介してもらえる

実は、世の中の求人の多くは、転職サイトなどには掲載されていない「非公開求人」です。特に「未経験者を採用して育てたい」と考えている優良企業の求人は、転職エージェントに集まる傾向があります。独力では出会えない求人に出会えるのは、大きなメリットです。

理由3. 企業ごとの面接対策で内定の可能性を高められる

転職エージェントは、企業の内部情報(どんな質問をされるか、どんな人を求めているかなど)を把握しています。それに基づいた模擬面接などの対策をしてもらえるため、自信を持って本番に臨むことができ、内定率も格段に上がります。

【20代・未経験向け】企画・マーケティング職を目指すあなたにおすすめの転職エージェント

「エージェントを使った方がいいのは分かったけど、どこに登録すればいいの?」というあなたのために、特に20代の未経験からのキャリアチェンジに強い転職エージェントをご紹介します。

手厚いサポートと未経験求人が豊富!「Re就活エージェント」

【PR】20代・未経験からの挑戦なら、まずはココ!

Re就活エージェント

Re就活エージェント」は、その名の通り20代の転職に特化した転職エージェントです。特に、未経験の職種・業種へのキャリアチェンジ支援に強みを持っており、「これからマーケティングを頑張りたい!」というあなたにぴったりの求人を豊富に保有しています。

  • 20代の登録比率No.1の実績で安心
  • 紹介求人の7〜8割が未経験OK
  • 連絡ツールがLINEなので、気軽に相談しやすい

私が見てきた中でも、Re就活エージェントは特に一人ひとりへのサポートが手厚い印象です。あなたの経歴からマーケティング職でアピールできる強みを一緒に見つけ出し、職務経歴書の作成から面接対策まで、二人三脚で徹底的にサポートしてくれます。

「何から始めたらいいか分からない…」という最初のステップとして、まずは無料相談でプロの意見を聞いてみることを強くおすすめします。

Re就活エージェントに無料で相談してみる

複数登録で視野を広げよう!その他のおすすめエージェント

転職エージェントは、担当者との相性も非常に重要です。1社だけでなく、2〜3社に登録してみて、最も信頼できると感じたエージェントをメインに活用するのが、転職成功の秘訣です。

  • UZUZ第二新卒
    元既卒・第二新卒のカウンセラーが多く、同じ目線で親身なサポートが受けられるのが特徴。定着率93.6%という数字も安心です。
  • 第二新卒エージェントneo
    1人あたり平均10時間という手厚いサポートが魅力。優良企業のみを紹介するスタンスで、ブラック企業を避けたい方におすすめです。

まとめ|実績を数字で示し、憧れの企画・マーケティング職への扉を開こう

今回は、未経験から企画・マーケティング職を目指すための職務経歴書の書き方について、特に「数字」を使った実績のアピール方法に焦点を当てて解説しました。

▼今回の重要ポイント

  • 企画・マーケティング職の職務経歴書では「数字」が絶対
  • 営業などの経験も、見せ方次第でマーケティングの実績に変換できる
  • 職務経歴書は応募企業に合わせて必ずカスタマイズする
  • 未経験からの転職こそ、転職エージェントを最大限に活用する

あなたのこれまでの経験は、決して無駄ではありません。この記事で紹介したテクニックを使えば、それは必ずマーケティング職で活かせる「強み」として輝き始めます。

最初は、自分の経験を数字に落とし込む作業が難しく感じるかもしれません。しかし、このひと手間が、あなたの書類通過率を劇的に変え、憧れのキャリアへの道を切り拓きます。

ぜひ、今日からあなたの職務経歴書の見直しを始めてみてください。そして、一人で悩んだ時は、いつでも転職エージェントのようなプロを頼ってください。

あなたの挑戦を、心から応援しています。

この記事をシェアする:

カテゴリーで探す