「26歳、アパレル販売員。体力的にキツいし、給料も上がらない…。将来を考えて、未経験だけどIT業界に転職したい」
「でも、いざ志望動機を書こうとすると、『なぜIT業界なんですか?』『販売員の経験がどう活きるんですか?』って聞かれたら…」
そんな風に、志望動機が書けずに手が止まってしまっている20代のあなたへ。
その気持ち、痛いほどわかります。 何を隠そう私自身、新卒で入社した建築業界から、未経験のマーケティング業界へ転職しようとした20代の頃、100社以上の書類選考で落ち続けました。
理由は明確。当時の私の「志望動機」が、あまりにも素人レベルで、採用担当者に「この人を採りたい」と思わせる熱意もロジックも皆無だったからです。
この記事では、当時の私が喉から手が出るほど知りたかった、「未経験業界でも採用担当の心を掴む、最強の志望動機フレームワーク」を、私の失敗談と具体的な例文付きで徹底解説します。
この記事を読み終える頃には、あなたは「志望動機って、こう書けばよかったんだ!」「私でも書けるかも!」と自信がつき、あなたの転職活動は劇的に前に進むはずです。
目次
なぜ未経験業界への転職で「志望動機」が死ぬほど重要なのか?

そもそも、なぜ企業は未経験者の「志望動機」をこんなにも重視するのでしょうか?経験者採用なら「実績(スキル)」を見れば一目瞭然ですが、未経験者にはそれがありません。
採用担当は「熱意」と「ポテンシャル」しか見れないから
あなたが採用担当者だとして、スキルも経験もない20代の人を採用する決め手は何だと思いますか?
答えは、「この業界・この会社で本気で頑張ってくれそうか(熱意)」と「未経験でもすぐに成長してくれそうか(ポテンシャル)」の2点だけです。
そして、その「熱意」と「ポテンシャル」を測る唯一無二の指標が、「志望動機」なのです。
- 熱意: なぜ他の業界ではなく、ウチの業界を選んだのか?
- ポテンシャル: 今までの経験(例えば販売員)を、どうウチの仕事に活かせそうか?
これらを論理的に説明できて初めて、「この人は本気だな」「うちでも活躍してくれそうだ」と信頼してもらえます。
【実録】100社落ちた僕の「NG志望動機」
ちなみに、100社落ちた当時の私の志望動機(建築→マーケティング)はこんな感じでした。
「建築業界は将来性がないと感じました。御社のマーケティング職は、自分の頑張りが数字に反映されると知り、非常に魅力的だと感じています。未経験ですが、持ち前のガッツで貢献したいです。」
今見ると、赤面モノです。 この志望動機には、採用担当者が知りたい情報が一切入っていません。
[NG]なぜマーケティングなのか?(頑張りが反映される仕事は他にもある)[NG]なぜ御社(その会社)なのか?(他の会社でも言える)[NG]建築の経験をどう活かすのか?(「ガッツ」はアピールにならない)
これでは「ウチじゃなくてもいいよね」「何も考えてないな」と思われて当然です。
未経験者がやりがちな「勉強したいです」は一発アウト
もう一つ、未経験者が絶対に言ってはいけないNGワードがあります。 それは「御社で勉強させていただきたいです」という言葉。
気持ちは分かります。でも、会社は「学校」ではありません。お金を払って「教えてもらう」場所ではなく、お金をもらって「価値を提供する」場所です。
「勉強したい」という言葉は、「私はまだ価値を提供できません」と宣言しているのと同じ。採用担当者は「お金を払って勉強させなきゃいけないのか…」と一瞬で萎えてしまいます。
もう迷わない!未経験業界向け「志望動機」最強の3ステップ構築法

では、どうすれば「欲しい」と思われる志望動機が作れるのか? 答えは、以下の「3ステップ」であなたの考えを整理し、文章に落とし込むだけです。
| ステップ | やること(結論) |
| Step 1: Why(転職の軸) | 「なぜ」今の業界を辞め、「なぜ」その業界に行きたいのかを明確にする。 |
| Step 2: How(スキルの棚卸し) | 現職の経験(ポータブルスキル)を、「どう」希望業界で活かせるかを繋げる。 |
| Step 3: Why(企業研究) | 「なぜ」同業他社ではなく、「なぜ」御社(その会社)でなければならないのかを言語化する。 |
この3つが揃って初めて、あなたの志望動機は「熱意」と「ロジック(論理性)」を持つ武器になります。
【職種別】現職の経験を「アピール」に変える!ポータブルスキル変換術

3ステップの中でも、特に未経験者がつまづくのが「Step 2: どう活かせるか」です。 「販売員の経験なんて、IT業界で何の役にも立たない…」と思っていませんか?
そんなことはありません。あなたが現職で培ったスキル(=ポータブルスキル)は、必ず次の業界でも活かせます。 ポイントは「変換」することです。
(ペルソナ向け)例1:販売・接客業(アパレルなど)の場合
アパレル販売員の経験は、IT業界でこう変換できます。
- お客様への接客・ヒアリング力
→顧客のニーズを引き出す力、要件定義能力- (IT業界でも、クライアントが「何を」求めているかを引き出す能力は必須です)
- 売上目標の管理・達成
→数値目標へのコミット力、課題解決能力- (「なぜ売れないか」を分析し、「どう売るか」を考えた経験は、そのままプロジェクト進行管理に使えます)
- 在庫管理・データ入力
→正確なデータ処理能力、数値分析の基礎- (ミスなくデータを扱う力は、どの業界でも重宝されます)
例2:営業職の場合
- 法人・個人への提案力
→プレゼンテーション能力、交渉力
- テレアポ・飛び込み経験
→ストレス耐性、行動力
例3:事務職の場合
- Excel/Word/PowerPointのスキル
→資料作成能力、業務効率化の視点
- 電話・来客対応
→ビジネスマナー、調整・折衝能力
どうでしょう?「私にもアピールできることがあるかも」と思えてきませんか?
【業界別】そのまま使える!志望動機の「型」と例文

では、いよいよ3ステップを使った志望動機の例文を見ていきましょう。 (※これはあくまで「型」です。Step3の「なぜ御社か」の部分は、必ずご自身で企業研究をして、自分の言葉で埋めてくださいね)
例文1:【販売職】から未経験で「IT・Web業界(Webマーケティング職)」を目指す場合
Step 1: なぜこの業界か
現職のアパレル販売員として、売上目標を追う中で「どうすればもっとお客様に商品の魅力が伝わるか」を考え、SNS運用やDM作成に注力してきました。その経験から、個人の感覚だけでなく、データに基づいた戦略でより多くの人に価値を届けるWebマーケティングの仕事に強い魅力を感じ、この業界を志望しています。Step 2: どう活かせるか
現職では、お客様との対話からニーズを深く汲み取る「ヒアリング力」と、店舗の売上データを分析して次の施策を考える「課題解決力」を培ってきました。この「顧客のニーズを察知し、数値に基づいて行動する力」は、Webマーケティングにおけるユーザー分析や施策立案の場面で必ず活かせると考えております。Step 3: なぜ御社か
中でも御社を志望するのは、業界未経験者でも早期に裁量権を持ち、幅広い案件に挑戦できる環境に惹かれたからです。御社の「〇〇(企業理念やサービス名)」というビジョンに深く共感しており、私もその一員として、現職で培った顧客視点を活かしながら、1日も早く御社の事業成長に貢献したいと強く願っております。
例文2:【公務員】から未経験で「人材業界(キャリアアドバイザー)」を目指す場合
Step 1: なぜこの業界か
現職の公務員として、市民の方々の生活相談窓口を担当する中で、多くの方が「仕事」に関する悩みを抱えている現状を目の当たりにしてきました。制度的なサポートだけでなく、より直接的に個人の「働く」という根幹を支援したいという思いが強くなり、人のキャリアに深く寄り添える人材業界を志望いたしました。Step 2: どう活かせるか
窓口業務で培った、相手の立場に立って話を深く聴く「傾聴力」と、複雑な制度を分かりやすく説明する「伝達力」には自信があります。このスキルは、キャリアアドバイザーとして求職者様の不安や希望を正確に理解し、最適なキャリアプランを提示する上で不可欠なものだと考えています。Step 3: なぜ御社か
数ある人材会社の中でも、御社が掲げる「〇〇(企業理念)」という、求職者の長期的なキャリア形成を第一に考える姿勢に強く共感しました。目先の転職だけでなく、その方の人生に寄り添う御社の一員として、私の強みである傾聴力を活かし、多くの人の「天職」探しをサポートすることで貢献したいです。【関連記事】
未経験から自分の強みを見つけるのらこちらの記事も参考に!
>>未経験転職を成功へ!ポータブルスキルで魅せる志望動機・自己PRの書き方
それでも志望動機が書けない…「最強のチート技」教えます

「理屈はわかった。でも、やっぱり自分一人じゃうまく書ける気がしない…」
そんなあなたのための、最強の「チート技」があります。
結論:転職エージェントに「壁打ち」してもらう
結論から言うと、転職エージェントに登録して、プロのキャリアアドバイザーに「壁打ち」してもらうことです。 「壁打ち」とは、自分の考えをアドバイザーに話し、フィードバックをもらう作業のこと。
これが、未経験業界への転職において最強の武器になります。
【体験談】独学で100社落ち→エージェント利用で給与2倍転職に成功
何を隠そう、私自身がその証人です。 建築業界から転職しようと独学で100社以上に応募し、全滅した私。
「もうダメだ…」と諦めかけた時、人材業界で働いていた友人から「なんでエージェント使わないの?」と言われ、初めて転職エージェントに登録しました。
そこでキャリアアドバイザーに言われたのは、衝撃の一言。 「○○さん、その志望動機じゃ一生受かりませんよ」
そこから、プロによる「志望動機の壁打ち」が始まりました。
- 「なんでマーケティングなの?建築のこのスキル、こう言い換えられるよ」
- 「その会社より、あなたの強み(プログラミング経験)を活かせるこっちの会社はどう?」
- 「面接では、この順番でこう話して」
結果、あんなに書類すら通らなかった私が、エージェント利用後はスムーズに選考を突破し、最終的に給与が2倍以上になる転職を成功させたのです。
なぜエージェントを使うと「受かる志望動機」が作れるのか?
理由は単純です。 彼ら(転職エージェント)は、「企業がどんな人を欲しがっているか」という内部情報(=採用の答え)を握っているからです。
- 企業が知らない「あなたの強み(ポータブルスキル)」を掘り起こしてくれる。
- 企業に刺さる「志望動機のロジック」を一緒に組み立ててくれる。
- 完成した志望動機を、企業側に「こういう素晴らしい人ですよ」と推薦してくれる。
特に未経験業界への転職は、自分一人で業界研究やスキル棚卸しをするには限界があります。 「失敗したくない」なら、プロの手を借りるのが圧倒的に賢い選択です。
【20代・未経験特化】志望動機作りを徹底サポート!おすすめ転職エージェント(PR)
とはいえ、「エージェントならどこでもいい」わけではありません。 特に20代・未経験の転職には、その層に特化したサポート体制を持つエージェントを選ぶことが重要です。
ここでは、まさに「20代で初めての転職、次こそ失敗したくない」というあなたにピッタリなエージェントを厳選して紹介します。(PRを含みます)
20代の「次こそ失敗したくない」に寄り添う『UZUZ第二新卒』
(PR)私が特におすすめしたいのが、20代の第二新卒・既卒・フリーターのサポートに特化した『UZUZ(ウズウズ)第二新卒』です。
なぜUZUZが「志望動機が書けない」あなたに最適なのか?理由は3つあります。
- カウンセラーの9割が「元・第二新卒」
UZUZのカウンセラーは、あなたと同じように「キャリアに悩んだ」経験者ばかり。だから、机上の空論ではなく、あなたの不安に心から寄り添い、一緒に「受かる志望動機」を考えてくれます。 - 入社後の定着率が「93.6%」
これは驚異的な数字です。「次こそ失敗したくない」あなたにとって、これほど心強いデータはありません。UZUZはブラック企業を徹底排除し、あなたが本当に長く働ける会社しか紹介しません。 - 手厚いサポート体制
書類添削や模擬面接はもちろん、「なぜ働くのか?」という根本的な自己分析から徹底的に付き合ってくれます。「短期離職で自信がない」「激務で疲弊した」といった20代のリアルな悩みを抱えた人たちを、数多く成功に導いた実績があります。
「販売員からIT業界なんて、無理かな…」 そんな不安を抱えている人こそ、一度UZUZのプロに相談してみてください。「あなたなら、こういう強みをこうアピールできますよ」と、目からウロコの提案をくれるはずです。
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UZUZ第二新卒の公式サイトはこちら転職エージェントは「複数登録」が賢い理由
ここで一つ、重要なアドバイスがあります。 それは、転職エージェントは「1社」に絞らず、最低でも「2〜3社」に登録することです。
なぜなら、転職エージェントも「人」だから。 あなたとキャリアアドバイザーとの「相性」が、転職の成否を大きく左右するからです。
- A社のアドバイザーは親身だけど、IT業界の求人が少ないかも…
- B社のアドバイザーは少し厳しいけど、持ってくる求人の質が高い!
こんなことは日常茶飯事です。 複数のエージェントに登録し、話を聞いた上で、「この人が一番信頼できる」という人を見極めるのが、転職成功の秘訣です。
例えば、UZUZと併用するなら、同じく20代のサポートに定評がある『第二新卒エージェントneo』(PR)もおすすめです。
『第二新卒エージェントneo』も、「1人あたり平均10時間の手厚いサポート」を強みにしており、UZUZとはまた違ったタイプの求人(全国対応)を紹介してくれる可能性があります。
「相談したら無理やり転職させられそう…」と不安に思うかもしれませんが、全くそんなことはありません。 エージェントは「あなたの市場価値を知る場所」として、気軽に活用すればOKです。
まとめ:未経験業界への転職は「志望動機」が9割
未経験業界への転職は、「志望動機」が9割です。 それは、あなたの「熱意」と「ポテンシャル」を採用担当者に伝える、唯一の手段だから。
もう一度、最強の3ステップを復習しましょう。
- Why(転職の軸): なぜ、この業界なのか?
- How(スキルの棚卸し): 現職の経験を、どう活かせるか?
- Why(企業研究): なぜ、他社ではなく御社なのか?
この3つを、あなた自身の言葉で紡ぎ出すこと。
「アパレル販売員からIT業界へ」 など、それは決して無謀な挑戦ではありません。 あなたの経験は、必ず次のステージで輝きます。
自信を持って、あなたの「熱意」をぶつけてください。 あなたの「次」のキャリアを、心から応援しています。




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