転職活動を始めたものの、「何社くらい受ければいいの?」と悩んでいませんか。少なすぎると選択肢がない。多すぎると対策が間に合わない。
マイナビの転職動向調査(出典)によると、20代の平均応募数は約8社です。ただし、平均はあくまで目安。あなたに合った「ちょうどいい応募数」は、状況によって変わります。
この記事では、20代の応募数・通過率のリアルなデータと、自分に合った応募数の決め方を解説します。
20代の転職データ|応募数・通過率・内定率
まずファクトを押さえましょう。

平均応募数
マイナビの調査(出典)では、20代の平均応募数は以下の通りです。
- 20代: 約19社
- 全年代平均: 約14社
- 20代の約65%は「1〜4社」で転職を決めている
20代は経験年数が短いぶん、応募できる求人の幅が広い(ポテンシャル採用が多い)ため、30代以上より少ない応募数で内定が出やすい傾向にあります。
選考の通過率
マイナビ転職の調査(出典)による選考通過率の目安です。
- 書類選考通過率: 約30〜37%
- 一次面接通過率: 約30%
- 最終面接通過率: 約50%
- 応募→内定率: 約17%
つまり、10社応募すれば1〜2社から内定が出る計算です。逆に言えば、1社だけに絞って受けるのはリスクが高いということです。
「何社受けるか」を決める3つの基準
平均データは参考になりますが、最適な応募数は人によって違います。以下の3つの基準で判断しましょう。
基準1: 転職の軸がどれだけ明確か
転職の軸(業界・職種・年収・勤務地・働き方)が明確なら、5〜8社に厳選して応募するのが効率的です。軸が曖昧なまま数を打つと、内定が出ても「本当にここでいいのか」と迷うことになります。
逆に、まだ軸が定まっていない段階なら、10〜15社に幅広く応募して、面接を通じて自分の軸を見つけるのもアリです。
基準2: 在職中か離職中か
在職中の転職活動は、時間が限られます。面接の日程調整も大変なため、5〜10社が現実的な上限です。
離職中であれば時間に余裕があるため、10〜20社に応募して比較検討することもできます。ただし、離職期間が長引くと焦りが出るため、ダラダラ応募し続けるのは避けましょう。
基準3: 応募先のレベル感
人気企業や大手ばかりに応募するなら、倍率が高いため多めに応募する必要があります。一方、中小企業やニッチな業界なら、競争率が低いため少ない応募数でも内定が出やすいです。
応募数が「少なすぎる」「多すぎる」のリスク
少なすぎる場合(1〜2社)のリスク
- 内定がゼロだった場合、振り出しに戻る
- 比較対象がなく、「この会社がベストか」判断できない
- 1社に全賭けするプレッシャーで面接のパフォーマンスが落ちる
多すぎる場合(20社以上)のリスク
- 1社あたりの企業研究・面接対策が薄くなる
- スケジュール管理が破綻する
- 「数を打てば当たる」思考になり、質が下がる
- 内定が複数出ても、比較が難しくなる
ちょうどいい目安
20代の在職中の転職であれば、第1志望群3〜5社 + 第2志望群3〜5社 = 合計6〜10社が現実的な目安です。
応募数を効率的に増やす3つの方法
「もう少し応募数を増やしたいけど、求人を探す時間がない」という場合の対処法です。
方法1: エージェントを2〜3社使う
1社のエージェントだけでは、紹介される求人に偏りが出ます。2〜3社に登録すれば、同じ時間でも接触できる求人数が2〜3倍になります。
20代には20代特化のエージェントがおすすめです。大手総合型は経験豊富な30代以上が優先されやすいため、20代は20代に強いエージェントを使う方が効率的です。
→ 関連記事: 【体験談】20代・第二新卒におすすめの転職エージェント4選
方法2: 転職サイトのスカウト機能を活用する
自分で探す以外に、企業側からオファーが届くスカウト機能も活用しましょう。職務経歴を登録しておけば、自動的に求人が増えます。
方法3: 応募と並行して「書類のテンプレ化」を進める
応募が増えると、志望動機の書き分けが大変になります。業界・職種ごとにテンプレートを作っておけば、応募ごとの作業時間を大幅に短縮できます。
よくある質問
1社しか受けないのはダメ?
ダメではありませんが、リスクが高いです。その1社に落ちた場合、また1からのスタートになります。最低でも3社は並行して受けることをおすすめします。比較対象があった方が、内定後の判断もしやすくなります。在職中だと面接の日程調整が難しい。どうすれば?
エージェントに日程調整を任せるのが最も効率的です。また、有給を使って1日に2〜3社の面接をまとめる方法もあります。最近はオンライン面接を実施する企業も増えているため、活用しましょう。内定が出た後、他の選考は辞退すべき?
第1志望から内定が出たなら、他は辞退してOKです。ただし、迷っている場合は内定の承諾期限(通常1〜2週間)内に結論を出しましょう。複数内定がある方が、比較検討できるのでむしろ有利です。応募しすぎて管理できない。どうすれば?
スプレッドシートやメモアプリで「企業名・応募日・選考段階・次のアクション」を管理しましょう。エージェント経由の応募は、エージェントが管理してくれるので負担が減ります。全部落ちたらどうする?
まず、書類の内容や面接の受け答えを見直しましょう。同じやり方で数を増やしても結果は変わりません。エージェントに相談すれば、書類添削や面接対策のフィードバックがもらえます。まとめ
20代の転職で「何社受けるか」の答えは、6〜10社が現実的な目安です。
ポイントをおさらいしましょう。
- 20代の平均応募数は約8社、約65%が1〜4社で転職を決めている
- 10社応募すれば1〜2社の内定が出る計算(内定率約17%)
- 少なすぎ(1〜2社)は比較できない、多すぎ(20社超)は対策が薄まる
- 第1志望群3〜5社 + 第2志望群3〜5社がバランスのいい戦略
- エージェント2〜3社を使えば、求人の幅が一気に広がる
「何社受けるか」より大切なのは、「1社1社にちゃんと準備して臨むこと」です。数と質のバランスを意識して、転職活動を進めてください。
→ まずはここから: 【体験談】20代・第二新卒におすすめの転職エージェント4選
