「未経験の仕事に挑戦したいけど、職務経歴書に書けるような特別なスキルなんて何もない…」
「今の仕事の経験が、次の仕事でどう役立つのか全くイメージできない…」
もしかして、あなたもこんな風に悩んでいませんか?
こんにちは。20代の転職をサポートする「Joborn」です。
未経験の職種への転職を考えたとき、多くの方が「アピールできる強みがない」という壁にぶつかります。
でも、安心してください。それは大きな誤解です。
実は、どんな仕事の経験にも、業界や職種が変わっても通用する「ポータブルスキル」という最強の武器が眠っています。
この記事を読めば、あなたの経験に隠された「ポータブルスキル」を明確にし、採用担当者の心に響く応募書類を自信を持って作成する方法が分かります。
何を隠そう、私自身も新卒で入社した会社から未経験でマーケティング職へ転職しようとした際、100社以上の書類選考に落ち続けました。 しかし、ある「コツ」を掴んで応募書類を書き直した結果、内定を獲得。最終的には転職エージェントの活用もあって、年収を2倍以上にアップさせることに成功しました。
この記事では、私の原体験と、転職エージェントのマーケティング担当として数多くの求職者を見てきた知見を元に、具体的で本当に役立つノウハウを凝縮してお届けします。
あなたの転職活動が、今日この瞬間から変わります。ぜひ最後まで読み進めて、未来への一歩を踏み出してください。
目次
なぜ未経験転職で「ポータブルスキル」が最強の武器になるのか?

「ポータブルスキルって言葉は聞いたことあるけど、一体何?」
「専門スキルがないと、結局は不利なんじゃないの?」
そう思いますよね。まずは、未経験転職の成否を分ける「ポータブルスキル」の重要性から解説します。
そもそもポータブルスキルとは?専門スキルとの違いを解説
ポータブルスキルとは、その名の通り「持ち運び可能なスキル」のこと。特定の業界や職種に限定されず、どんな環境でも活かせる汎用的な能力を指します。
一方、専門スキル(テクニカルスキル)は、特定の職務を遂行するために必要な専門的な知識や技術です。
| ポータブルスキル | 専門スキル(テクニカルスキル) | |
| 具体例 | ・コミュニケーション能力 ・課題解決能力 ・論理的思考力 ・調整力、交渉力 ・マネジメント能力 | ・プログラミングスキル ・Webデザインスキル ・経理の知識(簿記) ・語学力 |
| 特徴 | 汎用性が高く、どんな仕事でも活かせる | 特定の職種で高い専門性を発揮する |
| 習得方法 | 実務経験を通じて意識的に培われる | 学習や訓練によって習得する |
未経験の職種に転職する場合、当然ながら専門スキルはありません。だからこそ、これまでの経験で培ってきたポータブルスキルを明確に言語化し、アピールすることが何よりも重要になるのです。
採用担当者が未経験者に求めるのは「将来性」と「再現性」
企業の採用担当者が未経験者を採用するとき、何を見ていると思いますか?
それは、「入社後に活躍してくれるか(将来性)」と「前職の経験をどう活かしてくれるか(再現性)」の2点です。
ポータブルスキルは、この「将来性」と「再現性」を証明するための強力な根拠となります。
例えば、「前職ではお客様のニーズを的確に捉え、売上目標を120%達成しました」という実績があったとします。これは単なる販売実績ではなく、
- 課題発見力: なぜ商品が売れないのか、顧客は何を求めているのかを考える力
- 傾聴力: 顧客の話に耳を傾け、本質的なニーズを引き出す力
- 提案力: ニーズに対して最適な解決策(商品)を提示する力
といったポータブルスキルが発揮された結果です。これらのスキルは、営業職でも、企画職でも、マーケティング職でも必ず活かせますよね。
このように、具体的なエピソードと共にポータブルスキルを提示することで、採用担当者は「この人はうちの会社でも活躍してくれそうだ」と、あなたの将来性を具体的にイメージできるのです。
20代の転職市場ではポテンシャルが重視される理由
特に20代の若手人材の採用においては、企業側も即戦力となる専門スキルだけを求めているわけではありません。dodaが発表した「転職成功者の年齢調査」を見ても、25〜29歳の転職成功者が最も多いことが分かります。
これは、企業が20代の転職者に対して、新しい知識を吸収する柔軟性や、今後の成長可能性(ポテンシャル)に大きな期待を寄せていることの表れです。
あなたのポータブルスキルは、まさにそのポテンシャルを証明する絶好のアピール材料。自信を持って、あなたの強みを伝えましょう。
【簡単3ステップ】あなたの経験に眠るポータブルスキルを見つけ出す方法

「私の経験なんて、大したことないし…」
そう思っている人ほど、実はたくさんのポータブルスキルが眠っているものです。ここでは、誰でも簡単にできる3つのステップで、あなたの強みを発掘していきます。
STEP1: これまでの業務を細かく書き出す「経験の棚卸し」
まずは、難しく考えずに、これまでの仕事でやってきたことを思い出せる限り書き出してみましょう。どんな些細なことでも構いません。
【例:アパレル販売員の場合】
- 接客、商品説明、コーディネート提案
- レジ対応、電話対応
- 売上管理、在庫管理、発注業務
- 店舗のレイアウト変更、VMD(ビジュアルマーチャンダイジング)
- 新人スタッフの教育、シフト管理
- SNS(Instagram)での商品紹介、情報発信
- 顧客からのクレーム対応
- 月次の売上報告書の作成
ポイントは、「誰に」「何を」「どのようにして」「どんな成果が出たか」を具体的に書くこと。 数字で示せる実績があれば、忘れずにメモしておきましょう。
STEP2: 厚労省の「共通スキル」を参考に分類する
次に、書き出した業務内容を、厚生労働省が定義しているポータブルスキルの3つの分類に当てはめてみましょう。これにより、自分の強みがどこにあるのかが客観的に見えてきます。
| 分類 | スキルの説明 |
| 対人スキル | 社内外への対応、交渉、後輩指導など、他者と関わる力(傾聴力、交渉力、指導力など) |
| 対課題スキル | 業務上の課題を発見し、分析し、解決策を考える力(課題発見力、計画力、実行力など) |
| 対自己スキル | 自身の感情や行動をコントロールし、主体的に動く力(ストレスコントロール、主体性など) |
出典:厚生労働省 ポータブルスキル見える化ツール
【例:経験を分類してみる】
- 対人スキル:
- 傾聴力・提案力: お客様の悩みを聞き、最適なコーディネートを提案した経験
- 指導力: 新人スタッフに業務を教え、一人前に育てた経験
- 対課題スキル:
- 課題発見・実行力: 売上が伸び悩む商品のディスプレイを変更し、売上を前月比150%にした経験
- 計画力・管理能力: 在庫状況を把握し、欠品や過剰在庫が出ないよう発注計画を立てた経験
- 対自己スキル:
- 主体性: 自らInstagramアカウントの運用を提案し、フォロワーを増やし集客に繋げた経験
- ストレスコントロール: お客様からの厳しいクレームにも冷静に対応し、最終的に納得いただけた経験
どうでしょうか?ただの「販売員の仕事」が、具体的な強みとして見えてきませんか?
STEP3: 「Can-Will-Must」でキャリアプランと結びつける
最後に、見つけ出したスキルをキャリアプランと結びつけ、アピールする内容を絞り込みます。ここで役立つのが「Can-Will-Must」というフレームワークです。
- Can: できること(あなたのポータブルスキルや経験)
- Will: やりたいこと(今後どんな仕事で活躍したいか)
- Must: やるべきこと(応募先企業が求めていること)
この3つの円が重なる部分こそ、あなたが最もアピールすべきポイントです。
【例:未経験から事務職に応募する場合】
- Can: 在庫管理で培ったデータ管理能力、新人教育で培った調整力
- Will: 縁の下の力持ちとして、チームが円滑に業務を進められるようサポートしたい
- Must: (求人票から)正確なデータ入力や、他部署との連携が求められている
この場合、「データ管理能力」と「調整力」を軸に、「貴社でなら、私の強みを活かして〇〇という形で貢献できる」と具体的にアピールすることができます。
【例文あり】採用担当者に響く!未経験向け職務経歴書の書き方

自己分析で強みが見えてきたら、いよいよ応募書類の作成です。ここでは、未経験者向けにカスタマイズした職務経歴書の書き方を、例文付きで解説します。
まずは基本構成を押さえよう!職務経歴書のフォーマット
職務経歴書に決まった形式はありませんが、一般的には以下の項目を盛り込みます。
- 日付・氏名
- 職務要約
- 職務経歴
- 活かせる経験・知識・スキル
- 自己PR
特に未経験転職で重要なのは「職務要約」と「活かせる経験・知識・スキル」、そして「自己PR」です。
「職務要約」はあなたのプレゼン資料!最初に結論を書く
採用担当者は毎日何十通もの応募書類に目を通します。そのため、最初に読む「職務要約」で興味を持ってもらえなければ、最後まで読んでもらえない可能性も。
ここでは、これまでの経験の要約と、そこで培ったポータブルスキル、そして企業へどう貢献したいかを100〜200字程度で簡潔にまとめます。
【例文:事務職に応募する場合】
約5年間、アパレル販売員として接客・販売、売上管理、在庫管理、新人教育などに従事してまいりました。個人目標の達成だけでなく、店長としてチーム全体の目標達成に貢献する中で、課題解決力と調整力を培いました。これらの経験で培ったPCスキルやコミュニケーション能力を活かし、貴社の〇〇部において、業務効率化と円滑なチーム運営に貢献したいと考えております。
「活かせる経験・知識・スキル」欄でポータブルスキルを強力にアピール
この項目では、自己分析で見つけ出したポータブルスキルを、具体的なエピソードを交えてアピールします。応募先の職務内容と関連性の高いスキルから順に書くのがポイントです。
【例文:事務職に応募する場合】
- PCスキル
- Word:売上報告書、会議資料の作成
- Excel:関数(SUM、IF、VLOOKUP)を使用した売上・在庫データの集計、グラフ作成
- PowerPoint:新人研修用資料の作成
- データ管理・分析能力
- 月次・週次の売上データや在庫データをExcelで集計・分析し、売れ筋商品や顧客層の動向を把握。分析結果に基づき、発注計画や販促キャンペーンを立案し、店舗の売上目標10期連続達成に貢献しました。
- 調整力・コミュニケーション能力
- 店長として、5名のスタッフのシフト管理や業務指導を担当。個々のスキルや希望をヒアリングし、全員が意欲的に働ける環境づくりに努めました。また、本社や他店舗との連携も密に行い、円滑な店舗運営を実現しました。
【OK/NG例文比較】こんな自己PRはもったいない!
自己PRは、あなたの熱意と人柄を伝える大切な項目です。抽象的な言葉ではなく、具体的なエピソードで裏付けましょう。
【NG例文 👎】
前職ではコミュニケーション能力を培いました。誰とでもすぐに打ち解けることができ、チームの潤滑油のような存在でした。貴社でもこのコミュニケーション能力を活かして貢献したいです。
【なぜNG?】 「コミュニケーション能力」が具体的にどんな場面で、どのように発揮されたのかが分かりません。これでは、採用担当者はあなたの活躍イメージを掴むことができません。
【OK例文 👍】
私の強みは、相手の立場に立って物事を考え、円滑な人間関係を構築する調整力です。 現職で店長を務めていた際、ベテランスタッフと新人スタッフの間で業務の進め方について意見の対立が生じたことがありました。私は双方から個別にじっくりと話を聞き、それぞれの意見の背景にある想いや懸念点を理解することに努めました。その上で、両者が納得できる新たな業務フローを提案し、チームの一体感を高めることに成功しました。 この経験で培った調整力を活かし、貴社においても部署内外のメンバーと円滑な連携を図り、チーム全体の生産性向上に貢献できると確信しております。
ポイントは、「状況→課題→行動→結果」のフレームワークでエピソードを語ること。 これにより、あなたの強みに圧倒的な説得力が生まれます。
【例文あり】熱意と論理性を伝える!未経験向け志望動機の書き方

志望動機は、いわば企業へのラブレター。「なぜうちの会社で、この仕事がしたいのか」をあなたの言葉で伝える必要があります。
志望動機に必須の3つの要素
未経験者の志望動機では、以下の3つの要素を論理的に繋げることが不可欠です。
- なぜこの業界/会社なのか?(Why this company?)
- なぜこの職種なのか?(Why this job?)
- 入社後どう貢献できるのか?(How can you contribute?)
特に「なぜ未経験なのにこの職種に挑戦したいのか」という問いに対して、過去の経験と結びつけて一貫性のあるストーリーを語れるかが重要です。
ポータブルスキルと応募先企業との接点を見つける方法
「3つの要素は分かったけど、どうやって書けば…」という方は、以下のステップで考えてみましょう。
- 企業研究: 応募先企業のHPや求人票を読み込み、事業内容、企業理念、求める人物像を徹底的に調べる。
- 自己分析との接続: 自分のポータブルスキルや価値観(Will)と、企業が求めていること(Must)の共通点を探す。
- 貢献の具体化: 共通点を元に、「自分の〇〇という強みを活かして、貴社の△△という部分に貢献したい」というロジックを組み立てる。
【職種別】事務職・Webマーケティング職の志望動機例文
【例文:事務職】
アパレル販売職を通じて、お客様に喜んでいただくことにやりがいを感じてまいりました。その中で、店舗運営を裏で支える在庫管理や売上分析といった業務の重要性を実感し、最前線で活躍する社員の方々をサポートする事務職に魅力を感じるようになりました。 数ある企業の中でも、〇〇という理念を掲げ、社員一人ひとりの働きやすさを追求されている貴社の姿勢に強く共感しております。前職で培ったExcelでのデータ管理能力や、スタッフ間の調整力を活かし、〇〇部の円滑な業務遂行に貢献することで、貴社の更なる発展を支えたいと考えております。
【例文:Webマーケティング職】
現職では、店舗のInstagramアカウント運用を担当し、お客様の反応をダイレクトに見ながら情報発信する楽しさと奥深さを知りました。その経験から、データに基づき戦略的に顧客とのコミュニケーションを設計するWebマーケティングの世界で、専門性を高めていきたいと考えるようになりました。 貴社を志望する理由は、業界のリーディングカンパニーでありながら、常に新しいマーケティング手法に挑戦されている点に魅力を感じたからです。店舗で培った「顧客のニーズを汲み取る力」と「売上データから課題を発見する分析力」は、Webマーケティングにおけるユーザーインサイトの理解や効果測定の場面で必ず活かせると考えております。一日も早く知識を吸収し、貴社のサービスをより多くの人に届ける一助となりたいです。
1人での書類作成に限界を感じたら?転職エージェントを賢く使うべき理由
ここまで応募書類の書き方を解説してきましたが、「やっぱり自分一人で強みを見つけるのは難しい」「本当にこれで合っているのか不安…」と感じる方もいるかもしれません。
何を隠そう、過去の私もそうでした。
私が100社落ちから転職成功できたのはエージェントのおかげ
未経験からマーケティング職を目指していた当時、私は独学で職務経歴書を作成し、手当たり次第に応募しては落ちる、を繰り返していました。その数、100社以上。
心身ともに疲れ果て、「もう無理かもしれない」と思ったとき、藁にもすがる思いで登録したのが転職エージェントでした。
キャリアアドバイザーは、私の拙い職務経歴書を見るなり、こう言いました。
「そのの経験、すごく魅力的ですよ。ただ、伝え方がもったいないです。この〇〇という経験は、マーケティングでいう『顧客理解』そのものじゃないですか」
目から鱗でした。
プロの視点から私の経験を深掘りしてもらい、ポータブルスキルとして言語化し、応募書類を全面的に添削してもらった結果、あれだけ落ち続けた書類選考が、嘘のように通過し始めたのです。
客観的な視点での強み発掘とプロによる書類添削
転職エージェントを使うメリットは、非公開求人を紹介してもらえることだけではありません。最大の価値は、「キャリアのプロによる客観的な自己分析サポート」と「企業に響く応募書類への添削」にあると私は断言します。
自分では当たり前だと思っていた経験が、プロの目から見れば喉から手が出るほど欲しいスキルだった、ということは本当によくあります。
もしあなたが一人での書類作成に少しでも不安を感じているなら、一度プロに相談してみることを強くおすすめします。
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転職エージェントは複数登録が成功の鍵
最後に、重要なことをお伝えします。転職エージェントは、担当してくれるキャリアアドバイザーとの相性が非常に重要です。
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自分に合うエージェントを見つけるためにも、まずは行動してみましょう。
▼他のエージェントについての詳しい記事はこちらから
まとめ:ポータブルスキルを磨き、自信を持って未経験転職に踏み出そう!
今回は、未経験転職を成功させるための鍵となる「ポータブルスキル」の見つけ方と、それを活かした応募書類の作成方法について、具体的な例文を交えながら解説しました。
もう一度、大切なポイントを振り返りましょう。
- 未経験転職では、専門スキルよりもポータブルスキルが重要
- 「経験の棚卸し」で、自分の経験を客観的に見つめ直す
- ポータブルスキルを具体的なエピソードと共に語ることで説得力が格段にUPする
- 一人で悩んだら、転職エージェントというプロの力を借りる
「スキルがない」と諦める必要はまったくありません。あなたのこれまでの経験には、必ず次のステージで輝く価値が眠っています。
この記事が、あなたの新たな一歩を後押しできたら、これほど嬉しいことはありません。あなたの挑戦を、心から応援しています。






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